大日本の伊東がデスマッチ王座V5

ベルトを防衛した伊東竜二=横浜文化体育館
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 「プロレス・大日本」(5日、横浜文化体育館)

 BJW認定デスマッチヘビー級王者の伊東竜二が、挑戦者の高橋匡哉に蛍光灯4面+4コーナーボードデスマッチで貫禄勝ちし、5度目の防衛に成功した。

 試合はロープ全面に蛍光灯をつるし、四方のコーナーにはガラス板、有刺鉄線ボード、剣山ボード、蛍光灯ボードを立てかけたリングで戦う過酷な形式。伊東は世代交代を訴えて同王座に初挑戦してきた高橋を圧倒した。

 伊東はいきなり高橋の体を四方のロープにぶち当てて蛍光灯を次々と破壊し、頭に剣山を突き刺すなど瞬く間に高橋の全身を血で染める猛攻を仕掛ける。

 高橋も伊東を蛍光灯ボードにぶち当て、なぜか剣山ボードの剣山が張られている側を自分に向けてセントーンを放つなど暴走ファイトで応戦。

 だが、伊東の優位は揺るがず、注射器を高橋のほおに貫通させるなど厳しく攻め続け、最後は蛍光灯の束の上からフライングボディープレスのドラゴンスプラッシュで高橋を葬り去った。

 試合後は、高橋の健闘をたたえながらも、先日に74歳ながら蛍光灯デスマッチを行ったグレート小鹿の名前を出し、「40歳(の自分)なんて若手の若手。自分こそ、グレート小鹿と世代交代をしないといけない」と健在を猛アピール。高橋に「お前の順番はその後だ。それでもオレを飛び越してグレート小鹿を倒したいと言うのなら、いつでもかかってこい」と呼びかけると、高橋は「高橋匡哉30歳、一から出直します」と絶叫した。

 台頭著しいストロングヘビー級王座戦をセミファイナルに押しのけてビッグマッチを見事に締めたデスマッチの“絶対王者”。インタビュールームでは「セミを見させてもらいましたけど、すごい試合。おそらく次は、両方ともタイトルマッチは両国大会になると思いますので、どっちがメーンにふさわしいのか、それをお客さまが決めるのがどうかなと思います。お互いのカードを出して、どちらがメーンで見たいかを問いたい」と提案した。

 また、BJW認定世界ストロングヘビー級選手権は王者の岡林裕二が石川修司をゴーレムスプラッシュで下して3度目の防衛に成功した。

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