井岡弘樹氏を再選 西日本ボクシング協会会長

 西日本ボクシング協会総会が7日、和歌山県白浜町で行われ、3年の任期満了に伴う会長選挙で元世界2階級王者の井岡弘樹氏(47)=井岡弘樹ジム会長=が再選された。

 前回同様、元東洋太平洋バンタム級王者・村田英次郎氏(59)=エディタウンゼント=との一騎打ち。関西、中四国の63ジムの会長による投票で42-19(無効票2)と圧勝した。

 前回は1票差による大接戦だったが、3年の実績が評価された形。「これだけの大差ですから。井岡頑張っているというのが42人の頭の中にあるからだと思う。3年間で協会は変わった」と、再選に胸を張った。

 選挙前の演説では絵美夫人とともに「60時間」かけて制作した“公約”を分かりやすくまとめクリーンに映し出した。(1)「協会の財務体系の改善」(2)「選手のセカンドライフ促進」(3)「ボクシング業界の発展」の3つの柱をアピールした。

 「世界王者の僕ですら、第2の人生は苦しんだ。ボクシング定年は36歳。引退直後からほかの仕事につけるように、職業適性、社会人教育、就学支援などをやっていきたい」と、力を込めた。

 ボクシング人口が減少する中、抜群の知名度を誇る井岡弘樹会長の活躍に今後も期待がかかる。半年前から人材派遣会社「パソナグループ」とボクサーのセカンドキャリア支援について話し合ってきた。「研修して、就職支援をしていく。親御さんにも安心して子供にボクシングをさせられるようにしていかないと」と語った。

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