サップ 判定に理解も「あれはTKO」

 「格闘技・RIZIN」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 12年前の大みそかからの因縁マッチとなった曙太郎-ボブ・サップは、3-0の判定でサップが勝利した。曙の後頭部からの出血に伴う判定決着にサップは「あれはTKOでした」と振り返った。

 合計4回のドクターチェックが入り、試合の流れが寸断された。その上での判定勝利になったが、「もちろん、最終的には(KOで)決めたかったが、双方とも若くない中で戦い続ける中、けがが起きる可能性がありました」とレフェリーを務めたシーザー武志氏の判定に理解を示した。

 ただ、内容で曙を圧倒したと自負した。2ラウンド開始時に警告を意味するイエローカードを提示され、「(曙が)コーナーでこのような(頭を下げた)状態になった。本来であればレフェリーが止めに入るべきだったが、なぜ私がもらってしまったのかは不思議です」と苦笑いしていた。

 返り討ちした曙についても「前よりもがんがん前にくる形にもなっていましたし、体も非常に絞れてきていると思った。パンチもすごく強くなっていると思った」と評価。その一方で「他の人ならノックアウトする形だろうが、今回はそうはいかなかった」とプライドをのぞかせた。

 3度目の対戦の可能性についても、「そうですね、3度目のチャンスをいただけたら戦いたいと思います」と前向きだった。

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