「ボクシング・ダブル世界戦」（２９日、有明コロシアム）

　ダブル世界戦の調印式と記者会見が２７日、都内のホテルで行われた。

　ＷＢＯ世界スーパーフライ級王者の井上尚弥（大橋）は「過去一番落ち着いている。淡々と燃えている感じ。しっかりと差を見せつけて勝ちたい」と自信満々。一方のワルリト・パレナス（フィリピン）も「スピードでは井上が勝っているが、私にはその上を行くパワーがある。いいタイミングでＫＯフィニッシュしたい」と強気だった。

　また、日本人３人目の世界３階級制覇に挑む八重樫東（大橋）は「僕のわがままでライトフライ級に挑戦させてくれる大橋会長に感謝したい。何パターンかの戦い方を想定しているので、臨機応変にやりたい」と話した。

　八重樫の挑戦を受けるＩＢＦ世界ライトフライ級王者ハビエル・メンドサ（メキシコ）は「八重樫は私に勝つ気なら死ぬ気で来てくれ。私も命がけでやる」と死闘を予告した。

　グローブはＷＢＯが日本製８オンス、ＩＢＦがメキシコ製８オンスが使用される。