ボクシング元ＷＢＣ世界フライ級王者のタレント、内藤大助（４１）が６日、日本のボクシング界に対して「アピールが必要」と公式ブログで人気回復策を訴えた。

　内藤は５日、現役時代に所属していたジムの後輩、日本フライ級チャンピオン・粉川拓也の初防衛戦を応援に行った。

　試合は指名挑戦者の林徹磨との間で闘われ、第１Ｒにダウンを喫した粉川がコツコツとポイントを取り返して判定防衛に成功した。

　そんな試合で、内藤が一番ショックに思ったのは観客の少なさだった。

　「昨日の試合を観に行って一つ残念だったのが…試合会場ガラガラ…」と内藤は寂しさを感じ、それ以上に「なんでっ？タイトルマッチで、しかも指名試合でこんなにもガラガラなんて…ホントもったいない…と、自分は思ってしまう」と、こんな現状を不思議に思った。

　とはいえ、答えは一つしかない。「一般の人たちが今のボクシングに魅力を感じていないんだよね～」ということだ。

　内藤自身は亀田兄弟との因縁もあり、絶大なる人気を集めた。そんな経験も踏まえて「過激なパフォーマンスはよろしくないがプロたるもの、ある程度のアピールは必要だと思う」と訴えた。

　亀田側のパフォーマンスについては、先日も対戦相手のチャンピオンの会見に乱入した興毅氏を「相変わらず年上の人に対して口の聞き方を知らない」と批判した内藤。そんな態度には顔をしかめながら、現役選手たちのファンを意識したアピールの少なさには苦言を呈し、「頑張れ！！日本のボクシング」とエールを送った。