長谷川穂積 亡き母へ2年分の勝利誓う
「ボクシング10回戦」(9日、神戸市立中央体育館)
元WBC世界バンタム級&同フェザー級2階級王者・長谷川穂積(34)=真正=が再起戦前日の8日、自身のブログを更新。亡き母へ2年分の“誕生日プレゼント”を誓った。
29戦全勝(21KO)の世界ランカー、WBCスーパーバンタム級9位オラシオ・ガルシア(24)=メキシコ=と対戦する長谷川は「去年の4月に負けてから約一年、ボクシングして一番悩み考え過ごした一年でした。 一年というブランクは思うように身体が動かなかったり、自分の動きがわからなくなったり、ケガもしながら今日までやってきました」と、ようやくたどり着いた再起戦への思いを吐露。
闘病の末、10年10月に亡くなった母・裕美子さん(享年55)を思い、「一年前の負けた日の4月23日は亡くなった母親の誕生日。勝利をプレゼントしたかったけどできなかったから、明日1年遅れたけど2年分の勝利をプレゼントできたら嬉しいな」と、つづった。
長谷川は、昨年4月に3階級制覇を狙ってIBF世界スーパーバンタム級王者キコ・マルティネス(スペイン)に挑んだが、7回TKO負け。進退をかけての一戦に向け「なにはともあれ明日は全てをかけて戦いたい。 正直、相手はむちゃ強いと思う。 相手に不足なし」と、自身を奮い立たせた。
