内山VSジョムトーン 火花バチバチ

調印式に臨む(右から)内山高志、田口良一、ジョムトーン・チューワッタナ、クワンタイ・シスモーゼン=後楽園ホール展示会場
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 6日に東京・大田区総合体育館で行われるボクシングのダブル世界戦の調印式と前日計量が5日、東京・水道橋の後楽園ホールで行われた。10度目の防衛戦に臨むWBA世界スーパーフェザー級のスーパー王者内山高志(ワタナベ)は、リミットを200グラム下回る58・7キロ、挑戦者の同級7位ジョムトーン・チューワッタナ(タイ)はリミットから400グラムアンダーの58・5キロでともに一発でパスした。

 スーパー王者としては初めてリングに上がるチャンピオンは、「ムエタイでも名を売っている実力のある選手と戦えるのはうれしい。KOにはこだわっていないけど、チャンスがあれば倒したい」とV10へ静かに闘志を燃やした。

 対するジョムトーンもムエタイで豊富なキャリアを誇るだけに、終始落ち着いた表情。「世界戦のチャンスをもらってうれしい。ウチヤマはすごく強い選手だと思うが、特別な感情は何もない」と、こちらも冷静にコメントした。

 また、初防衛戦に挑むWBA世界ライトフライ級王者田口良一(ワタナベ)は、リミットぴったりの48・9キロ。挑戦者の同級14位クワンタイ・シスモーゼン(タイ)はリミットを100グラム下回る48・8キロでともに一発でクリア。悲願の世界のベルトをつかんでから初めてチャレンジャーを迎え撃つ田口は、「相手はパンチのある選手なので警戒して慎重にいきたい。必ず勝って、いい流れで(メーンの)内山さんにつなぎたい」と意気込みを示した。

 ミニマム級に続く2階級制覇を目指すクワンタイは、「タグチが前に出て戦うのなら、こちらも前に出て打ち合う」と一歩も引かない構えだった。

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