イチ4戦ぶり無安打も守備で補殺を記録

全体練習のなかったフィールドで準備をするイチロー(撮影・小林信行)
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 「マーリンズ3-4レイズ」(24日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(42)はレイズ戦に「1番・左翼」で出場し、5打数無安打。4試合ぶりとなる無安打で打率を・385(65打数25安打)とした。

 先発右腕、オドリッジに対し、初回の打席は一ゴロ。ツーボールワンストライクからの4球目、内寄り低めのスプリットを打って出たが、弾んだ打球は一塁手の正面だった。

 1点を追う三回1死走者なしの場面は中飛。カウント2-2からの7球目、内角高めの150キロツーシームをセンター右へ打ち上げた。

 0-3の五回1死走者なしの第3打席は中飛。カウント1-1からの3球目、内角の148キロツーシームを振り抜いたが、センター左への飛球となった。

 2-3の七回は先頭で遊ゴロ。4番手左腕、セデーニョがワンストライクから投じた外角低めの142キロ速球を遊撃手の前に転がし、快足を飛ばしたが、わずかに及ばず。アウト判定に観客席からブーイングが起こるほどきわどいタイミングだった。

 3-4の九回は先頭で抑えのコロメに投ゴロ。カウント1-1からの3球目、内角の143キロカットボールをとらえ切ることができなかった。

 打撃では見せ場をつくれなかったが、七回の守備では今季5個目の補殺を記録した。左翼線に転がった打球にチャージをかけ、打者走者が一塁を回るのを確認しながら二塁へ強肩発動。ダイレクト返球で相手の二進を防いだ。

 21日の試合前に背中の違和感を訴えた正左翼手イエリチがこの日も欠場した。イチローにとって昨年9月11~14日以来の4戦連続フル出場となった。4試合の開始時刻はそれぞれ午後7時、同1時、同7時、正午と変則的なもの。この日は快音はなかったが、4試合で18打数10安打と結果を残した。

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