前田健太、日米初めて投手に被弾

 「ドジャース3-4メッツ」(11日、ロサンゼルス)

 ドジャースの前田健太投手(28)がメッツ戦に先発し、5回0/36安打4失点で2敗目(3勝)を喫した。94球を投げて3奪三振、3四死球。相手先発のノア・シンダーガード投手(23)に2打席連続本塁打を浴び、自己ワーストタイの4失点で防御率は2・30となった。

 前田が許した2本の本塁打はいずれも投手だった。1本目は両軍無得点の三回。先頭で打席に入ったシンダーガードに対し、初球、外寄りの143キロ直球を右中間席へ運ばれて先制点を許した。

 2本目は味方が1点勝ち越した直後の五回だ。死球、四球で無死一、二塁のピンチを背負い、再びシンダーガードを迎える。カウント2-2と追い込んだ後、外寄り129キロスライダーを捉えられると、打球は左中間フェンスをギリギリ越える逆転3ランとなった。

 六回も続投したが、連打を浴びて無死二、三塁となったところで降板。メジャー7戦目で自己最短のマウンドとなった。

 前田が投手に本塁打を打たれたのは広島時代も含めて初めて。2打席連続被弾は2010年4月2日の巨人戦(マツダ)でのラミレス、同5月9日の阪神戦(甲子園)でのブラゼル以来、6年ぶり3人目となる。

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