イチロー、逆転適時打「気持ちいい」

試合前に打撃練習を行うイチロー(撮影・小林信行)
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 「マーリンズ7-4ダイヤモンドバックス」(3日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(42)はダイヤモンドバックス戦で1点を追う六回、1死満塁の場面で代打出場し、2点適時打を放った。地元ファンのイチローコールにこたえる逆転打でメジャー通算安打数は2947本。守備には就かず、1打数1安打で打率を・333とした。

 一打逆転の絶好機。本拠地にイチローコールが起こる中、ツーボールからの3球目、外角高めの154キロ速球を中前へ弾き返した。鮮やかな逆転打。この日の来場者に配布されたイチローTシャツをまとった地元ファンの歓喜の声がフィールドに渦巻いた。

 初対戦の右腕、バレットの球筋を冷静に見極めたようなスイング。しかし、試合後のイチローは「そんな余裕ないですよ、ちびりそうに緊張してるんだから」と、ユーモアたっぷりの言葉で極限の精神状態を表現。打球が外野に抜けた瞬間の心境を「気持ちいいですよ、そりゃあ、緊張しますからね。そんな中で結果を出すのはそりゃあ、気持ちいいですよ」とにこやかに語った。

 この日の私服は、親交の深いお笑い芸人、ダウンタウンの浜田雅功からプレゼントされた、直筆イラスト入りの紺地のTシャツ。そこに書かれた文言は、キャンプ地でお披露目されることのなかった「なんやかんや言っても打ってるし」だった。

 大音量の音楽が鳴り響き、大量のスモークがたかれたクラブハウス。チームに再び、貯金「1」をもたらしたイチローはご機嫌だった。

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