ムネリン、ブルージェイズが前向き
大リーグ、ブルージェイズが10日(日本時間11日)、フリーエージェント(FA)になっている川崎宗則内野手(34)との再契約に前向きな姿勢を見せた。
大リーグ関係者が一堂に会するウィンターミーティング最終日の10日(日本時間11日)。ブルージェイズの球団幹部の顔に笑みが広がった。川崎が来季も米球界でプレーする考えがあるということをことを伝え聞くと、「それはグッドニュースだ」と言って喜んだ。
川崎は11年オフにソフトバンクからFAでマリナーズとマイナー契約を結び、開幕メジャー入り。ブルージェイズでは13年から今季まで3年間プレーし、いずれもシーズン途中にメジャー昇格を果たしている。
来季の所属球団は決まっていないが、同幹部は「ムニはファンからもチームメートからも愛されている。今もブルージェイズの一員だ。もし我々のチームでプレーしたいという気持ちがあるならいつでも歓迎する」と明かした。
米国内での川崎の評価は、二塁、三塁、遊撃手を守れるユーティリティー選手。来季のブルージェイズの内野の布陣は、二塁がゴインズ、三塁が今季MVPのドナルドソン、遊撃がトゥロウィツキーで確定している。もし、川崎が再契約すれば、メジャー登録が可能な40人枠に入っている三塁・ドミンゲスと二塁・バーニー、さらにはマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加するアダムスらと開幕ベンチを争うことになる。
川崎の過去4年間の通算成績はメジャーで262試合に出場し、打率・234(612打数143安打)、77得点、10盗塁。マイナーでは131試合、打率・255、出塁率・340だった。
川崎との契約形態について「メジャーか、マイナーかは今ははっきり言えないが、ウェルカムなのは間違いない」と同幹部。川崎がどのチームでプレーするのか注目される。