イチ今季ワースト20打席無安打

試合前にウォームアップをするイチロー=マイアミ(撮影・小林信行)
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 「マーリンズ5-3ジャイアンツ」(30日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は「8番・右翼」で出場し、2打数無安打、1四球。19日のレッズ戦からヒットがなく、今季自己ワースト記録を更新する、10戦20打席連続無安打(代打6試合、1四球、2犠打含む)。打率を・263とした。

 この日の相手右腕はかつて阪神とオリックスでプレーした右腕のボーグルソン。過去の対戦成績は11打数無安打、1犠飛。5月10日の対戦で3打数無安打に抑えられるなど、イチローにとってはメジャーで最も苦にしてきた相手だ。

 第1打席は1点ビハインドの二回無死一、二塁の好機。1ボールからキロの外角チェンジアップを打って出たが、遊ゴロ(結果は二封)。ツーバウンドした打球は遊撃手のほぼ正面だった。レイトスの犠打で二塁に進むと、1番ゴードンの右中間を深々と破るランニングホームランで生還した。

 4-2の三回2死一、二塁の場面は投ゴロ。カウント1-1から3球目、122キロの外角低めカーブを捉え切ることはできなかった。1点リードの六回1死走者なしの打席は四球。カウント3-1から5球目、外角高めの145キロを見送って一塁へ歩いた。

 4-3の八回無死一、二塁の第4打席は捕犠打。初対決の中継ぎ右腕、マチに対し、初球の151キロ直球をきっちり転がし、2走者を進塁させた。続く代打のロハスがライトへ犠牲フライで追加点。貴重な1点をお膳立てした。

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