ジャイアンツ、逆転勝ちで2勝2敗
大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は25日(日本時間26日)、サンフランシスコで第4戦が行われ、ジャイアンツがロイヤルズに11-4で圧勝し、対戦成績を2勝2敗とした。ロイヤルズの青木宣親外野手(32)は前日に続いて先発を外れ、同点の六回無死一塁の場面で代打で起用されたが、一ゴロ併殺だった。
本拠地に場所を移して行われた前日の第3戦を落とし、1勝2敗で迎えたこの日の第4戦。ジャイアンツは初回に1点を先制して流れをつかんだかに見えたが、元阪神の先発ボーグルソンが三回に一挙に4点を献上してKO降板。一気に暗雲が垂れ込めた。
しかし、ここからジャイアンツ打線が奮起。3点を追う三回に1点を返すと、五回には先頭パニックの二塁打で相手先発バルガスを引きずり降ろし、4番ペンスが2番手フレイザーから適時打、7番ペレスが3番手ダフィーから犠飛を記録して同点に追いついた。
2戦連続で控えに回った青木は4-4の六回無死一塁の場面で代打で登場した。先発出場した本拠地での第1、2戦で7打数無安打。シリーズ初安打で貢献したいところだったが、初対戦のペティットに一ゴロ併殺に打ち取られ、チャンスを生かすことができなかった。
ジャイアンツの猛攻はその直後だ。4本の単打と敬遠四球で3点を奪って勝ち越しに成功。続く七回には打者9人、4長短打で4点を追加して勝負を決めた。