青木、初戦落とすも「ダメージない」

ワールドチャンピオンを2度経験している解説者の田口氏(左)と談笑するロイヤルズ・青木=カンザスシティー・カーフマンスタジアム
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 「ワールドシリーズ第1戦、ロイヤルズ1-7ジャイアンツ」(21日、カンザスシティー)

 ロイヤルズの青木宣親外野手(32)は21日(日本時間22日)、本拠地で行われたジャイアンツとのワールドシリーズ(7回戦制)第1戦に「2番・右翼」で出場し、4打数無安打だった。

 初回の打席は投直、3点を追う三回1死二、三塁の好機は空振り三振、5点を追う六回は遊ゴロ、6点を追う八回1死一塁の場面では二ゴロ併殺だった。

 試合は、29年ぶりに同シリーズに進んだロイヤルズが1-7で完敗。今ポストシーズンの連勝は「8」で止まった。

 「きょうに関してはあそこですね」。試合後のロッカーで青木が顔をゆがませて振り返ったのは三回の打席だ。1死二、三塁の場面。流れを変えるチャンスだったが、初球148キロのフォーシーム、続く150キロのフォーシームをいずれもとらえ切れずファウルにした。3球目、ワンバウンドになった121キロのカーブにバットを止めたが、三塁塁審にスイングと判定され、空振り三振を喫した。

 相手先発、エース左腕のバムガーナーとの過去の対戦成績は13打数無安打1死球。アングルのある腕の振りを「背中から来る感じがある。インサイド(内角)に来るかなっていうボールがミットに収まってみると外(角)だっていう感じ」と表現しながら「狙い球は間違っていなかった。一発で仕留めることはすごく大切だと思いました。最悪、内野ゴロ(で1点)っていうのは頭にあった。なんとかしたかったというのが本当の気持ちです」と悔やんだ。

 メジャー3年目で初の大舞台。「ポカポカ陽気で気持ちいいなあと思いながら球場に来た。駐車場で(ファンが)バーベキューをしたりして賑わってるのを見て、小学生の頃の運動会を思い出しました」。スタンドをロイヤルブルーで染めた4万459人のファンの大声援には「やってやるぞという気持ちにさせられた」と話した。

 ロイヤルズが最後に負けたのはレギュラーシーズンの9月27日。約1カ月ぶりの敗戦となったが「ダメージはそんなにないと思います。それよりも久しぶりに負けたという感じの方が大きい」と青木。「終わってからも『明日、明日やろう』という声も聞こえてきましたし、『今日のことは忘れよう』みたいな雰囲気がありました」とチーム全体がすでに前を向いていることを明かした。

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