【ラジオN賞】スピネル重賞初V狙う
「ラジオNIKKEI賞・G3」(7月3日、福島)
今週から夏の福島競馬がスタートする。昨年は宝塚記念に出走したアンビシャスが制したレース。今年の注目は同じ音無厩舎のブラックスピネルだ。デビューから掲示板を外さない堅実ぶりで、萩S、白百合Sとオープン特別を2勝している。濱田誠一助手は「1週前追いで好時計をマーク。いい感じで出走できる」と好感触。初タイトル獲得を狙う。
中山で未勝利、500万特別を連勝し、プリンシパルSで3着だったゼーヴィント。ディープインパクト産駒で高い素質を秘めている。木村哲也調教師は「同世代と戦うG3なら、参加するだけではないと思っている」と力を込める。
NHKマイルCは16着だったアーバンキッドだが、今回のメンバーなら地力は上位になる。重賞の毎日杯で2着の実績から距離延長は歓迎。レースセンスがあり、小回りの福島コース変わりもプラスになる。
牝馬のダイワドレッサーは、オークスで勝ち馬から0秒4差と上々の内容だった。フェアリーS2着があり、牡馬相手でもやれる力はある。
東京で500万下を快勝したピックミータッチ、未勝利、500万特別を連勝中のアップクォーク、スピード上位のロードヴァンドールなども、素質は引けを取らない。