「一般戦」（２５日、児島）

　２日目（２５日）の８Ｒで妻鳥晋也（めんどり・しんや＝２４）＝香川・１１４期・Ｂ２＝がデビュー１９９走目にして初１着。Ａ１級で今年Ｖ２と絶好調の海野康志郎（山口）らを破り、２連単で２万５２９０円、３連単は４万９８６０円の好配当を叩き出した。

　２０１４年５月２日のまるがめでデビューして約２年の妻鳥。４期目最後のシリーズでの水神祭に「恥ずかしいです」とはにかんだ。「ペラを調整してターン回りが良かった。今まで練習してきたターンを本番でできた」と会心のまくり差しで突き抜けた。

　初１着まで約２年もかかったが、２着９回、３着１７回と３連単舟券にはそこそこ貢献。今期最終戦の今シリーズはＢ１昇進へ勝負をかけていた。「ここへ来る前、師匠の秋山広一さんが『頑張ってこい』とメールをくださったんです。そんなこと初めてだったので、気合が入りました」と師匠の期待に応えてまずは１勝。「Ｂ１へ、あと２回連勝式（２着以内）を取ります」。心は既に次の目標に向かっていた。