【弥生賞展望】リオンディーズ始動

 「弥生賞・G2」(3月6日、中山)

 皐月賞(4月17日・中山)への重要トライアル。今年は登録馬こそ13頭と少ないが、人気上位馬は相当ハイレベルな能力を持ち、見逃せない一戦となる。

 主役を務めるのは、昨年の朝日杯FSを制し2歳牡馬王者に輝いたリオンディーズだ。05年の日米オークスを制したシーザリオを母に持つ良血馬は、キャリア2戦目、史上最速タイとなるデビュー29日目でG1を制覇。最後方から直線一気に放った末脚は、規格外の大物に育つ可能性を雄弁に物語っていた。

 1週前追い切りは栗東CWで5F68秒4-11秒7。柔らかい身のこなしを確認し、前川調教助手は「リラックスしていて大人っぽい。走りだしてからは闘志を出している。完成度が高い」と絶賛する。無傷V3を決めて本番へ王手をかけるか。

 朝日杯FS2着のエアスピネルも始動戦を迎える。1週前は栗東坂路では4F50秒8-12秒0の好時計。「子どもっぽい気性は相変わらずでも、走らせたらさすが」と武豊騎手をうならせた。05年オークスで、シーザリオの首差2着だったエアメサイアを母に持つ血統馬。中山向きの機動力を武器に、リオンディーズに雪辱して本番へ“逆王手”といく。

 逆転を狙うのは、前走の若駒Sで上がり3F32秒6と極上の切れ味を披露したマカヒキだ。クリストフ・ルメール騎手を背に栗東CWの併せ馬で7馬身差先着した1週前の動きに、友道康夫調教師は「レースを使うごとに体が締まってきた」と無傷V3へ手応えをつかんでいる。

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