【凱旋門賞】トレヴ3連覇ならず

 「凱旋門賞・仏G1」(4日・ロンシャン)

 6年ぶりに日本馬が不参戦となった世界最高峰の一戦。地元・フランスの名牝トレヴ(牝5歳)の史上初となるレース3連覇はならなかった。

 後方集団外めを追走して抜群の手応えで直線に向いたものの、いつもの末脚は影を潜め、もどかしいほど伸びない。最後はやや内にもたれるような走りのままを4着でゴールを駆け抜けた。

 13年にはオルフェーヴル(2着)、キズナ(4着)、昨年はハープスター(6着)、ジャスタウェイ(8着)、ゴールドシップ(14着)の日本馬の前に立ちはだかった女傑は、コリーダ賞・仏G2、サンクルー大賞・仏G1、ヴェルメイユ賞・仏G1に続き、今年無傷3連勝で偉業達成に挑んだが、夢はかなわなかった。

 勝ったのは無傷4連勝で今年の英ダービーを制したイギリス馬ゴールデンホーン(牡3歳)。レース前半は馬群から離れた外めを追走し、早めにポジションを上げて2番手で直線へ。一気に抜け出すと後続を完封した。これでランフランコ・デットーリ騎手は凱旋門賞最多タイとなる4勝目。世界的な名手が“神騎乗”で偉業を阻んだ。

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