【ボート】毒島誠が今年G1V3

「鳴門開設62周年記念 大渦大賞IN宮島・G1」(4日・宮島12R)

 鳴門ボートが改装中のため、昨年に続いて宮島で開催された大渦大賞は、インからトップSを決めた毒島誠(31)=群馬・92期・A1=が逃げ切り快勝。9月の桐生周年に続いて今年G1戦3回目の優勝を飾った。通算優勝回数は36回で、G1優勝は5回目。2、3着は長田頼宗、下條雄太郎が入った。

 地元・桐生で勝負強さを身につけた毒島が惜敗続きだった宮島でも歓喜の美酒を浴びた。

 進入は展示と同じく枠なりの3対3。インからコンマ07のトップSを切ると「いいターンができた」と1Mを冷静にクリア。あとはきっちり回り切り圧勝劇を演じた。「勝たないといけない地元で勝てたのが大きくて、今回はいい緊張感の中で走れました。宮島で初めて優勝できて良かった」と満面の笑みがこぼれた。

 これで賞金ランクは3位まで浮上した。目標としているベスト6入りへ順風満帆だ。「お世話になっている山崎智也選手からは“ベスト6入りはしろよ”と言われていたので、それに近づけてうれしい。これからも気を抜かず一戦、一戦しっかり走っていきたいです」と、次の下関周年(11~16日)でも活躍することを誓った。

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