【POG】伏兵ウォーターミリオンがV

 「2歳新馬」(4日、阪神)

 強気の競馬が功を奏した。ハーツクライ産駒の10番人気ウォーターミリオン(牡、栗東・田所)が波乱を演出。道中は後方3番手に位置取ると、ペースが落ち着いたところで馬群の外を一気に進出。3コーナー過ぎで早くも先頭に躍り出ると、直線では他馬の追撃を寄せつけることなく、1馬身3/4差をつけて押し切った。芝1400メートル戦の勝ちタイムは1分24秒9。騎乗した武幸四郎騎手は「調教からやんちゃで、まだ走る方に気が向いていない。だから、きょうは競馬を教える意味で早めに仕掛けたが、結果的にそれがうまくいった。前向き過ぎないので、距離が延びて良さそう」と話した。

なお、3頭横一線の2着争いは、外から追い込んだ3番人気ファンタサイズが最先着。首差の3着は1番人気のタイセイアモーレ、さらに鼻差で2番人気マカレアが続いた。

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