【競輪】「輪界のあゆ」戸田みよ子初V

 「サテライト阪神カップ・日本名輪会カップ・第5回ヤマセイ杯・F1」(9日、岸和田)

 10Rで行われたガールズ決勝戦は戸田みよ子(26)=広島・102期=が1着。48年ぶりに復活したガールズケイリン(女子競輪)1期生として12年7月1日にデビューした戸田、3年2カ月で初優勝を飾った。

 周回中は児玉碧衣(福岡)後位につけていた戸田。だが、打鐘でスパートした児玉に離れてしまう。戸田は奥井迪(東京)後位に切り替えて4番手に入る。外に浮いていた小坂知子(岐阜)が後退。奥井は児玉から離れた2番手だったが、最終3角で児玉をかわして先頭へ。奥井を追走した戸田は、4角手前から踏み込み、この2車がほぼ同体でゴール。微差で奥井をかわした戸田が1着だった。周回中は奥井を追っていた飯塚朋子(大阪)は、勝負どころで追うことができず、戸田後位から3着に入った。

 レース後、場内の特設ステージでファンの前に出てきた戸田は、うれし涙を流しながら「本当にうれしいです」と笑顔。続けて「差せたと思っていなかったけど、確定板を見て1着って分かりました」と激戦を振り返った。

 戸田は競輪ファン、関係者の間で歌手の浜崎あゆみ(36)に似ていると有名。「ガールズケイリンコレクション2015松戸ステージ」出場権を争った「ガールズケイリン総選挙2015」は決選投票に進んだものの、9位で予備選手に。そのときは「総選挙で1位になったら、逆立ちでバンク1周したあと、アユのモノマネ1曲歌わせて頂きます!」と公約を掲げていた。

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