「ワールドオールスタージョッキーズ２日目」（３０日、札幌）

　香港を拠点に活躍するジョアン・モレイラ騎手が総合優勝を果たした。チーム対抗戦はＪＲＡ代表騎手チームの勝利に終わったもののシリーズ４戦で２勝、２着１回と大暴れした“モレイラ旋風”のインパクトは大きく、ＪＲＡの騎手たちは悔しさをにじませた。

　第４戦で勝てば逆転Ｖのチャンスがあった武豊騎手は、表彰式の総合第２位の壇上で「ちょっと微妙な２位ですね。第３戦で（モレイラ）に敗れたのが悔しい。大きな鼻差だった」と素直に喜べない表情。昨年のワールドスーパージョッキーズシリーズに続いて、今年も３位に終わった戸崎圭太騎手は「目立つことなく終わってしまった。この位置にいるのが不思議なくらい」と複雑そうな表情だった。