【オークス】ディープ産駒向き馬場後押し

 「オークス・G1」(24日、東京)

 前半3-4Fが35秒6-48秒6だったのに対して、後半4-3Fは46秒7-34秒8。東京コースらしい上がりの速い決着となり、今年の樫の女王決定戦は切れ味を身上とする馬が上位を占めた。

 そんな状況下で、目立つ活躍を見せたのがディープインパクト産駒。今年は5頭が出走し、3頭が掲示板を確保した。そのなかで最上級の末脚を発揮したのが勝者ミッキークイーン。追い風となったのは馬場状態だろう。

 この日の東京芝は乾いており、上がり時計が速かった。9R・テレ玉杯のレースの上がり3Fが33秒9なら、10R・フリーウェイSは同33秒4を記録。さらにオークスの同34秒8は、06年以降の10回では09年(1着ブエナビスタ)と並び最速だ。

 12年ジェンティルドンナの2分23秒6に次ぐ歴代2位の好タイムの決着で、なおかつ上がりも速い-。いい意味での“軽さ”で勝負するタイプが多いディープ産駒向きの設定で、持ち味を最大限に生かしたと言える。

 ルージュバックは前走の桜花賞こそ位置取りが後ろになり不完全燃焼に終わったが、今回は正攻法で2着と力は出し切っている。勝ち馬にマークされる形で不運な部分もあったとはいえ、そこは1番人気のつらさと言っていいだろう。存在感は示しただけに、今後の飛躍につなげてほしいところだ。

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