【競輪】金珉喆が日韓対抗戦を連覇

優勝した金珉喆(右)を祝福する村上博幸
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 「第3回日韓対抗戦競輪」(28日、京王閣)

 10Rで行われた決勝戦は、結束した韓国ラインが3段駆けを決め、3番手を回った金珉喆(キム・ミンチョル・35)=韓国=が1着。日韓競輪連覇を達成し、優勝賞金133万5千円を獲得した。2着には韓国ラインを追走した佐藤友和(岩手)が入り、人気を集めた脇本雄太(福井)-村上博幸(京都)は見せ場をつくれず惨敗した。

 「今回参加した16人の力と助けがあって勝てた。この栄光を分かち合いたい」とヒーローの金珉喆。初日、2日目と韓国勢は落車が続いて4人が負傷。最終日は2人が当日欠場と、韓国勢のテンションは下がっていた。しかし、最年長のリーダーはメンバーを鼓舞し続けていた。

 レースでは「単騎戦」とコメントしていた元信宰(ウォン・シンジェ)が、残り2周で脇本を押さえて先行。番手になった柳在烈(リュ・ジェヨル)が最終ホームから番手まくりを放つ。「韓国勢は戦略通りに走れた。最終4角で優勝を確信した」と金珉喆は直線で一気に踏み込んで連覇を達成した。

 V2を喜ぶ金珉喆は「日韓対抗戦競輪は素晴らしい大会。次があるならば、ぜひ参加したい」と大会の定期戦化を願った。

 韓国勢の3段駆けの前に手も足も出なかった日本勢は、サバサバとした表情で競走を振り返った。日本勢最先着の佐藤は「韓国勢に作戦負けしましたね」と敗因を説明。エースとして臨んだ村上博は「韓国勢は強かった。得るものが多い開催で勉強になりました」とホスト国として優勝を逃した悔しさを口にした。

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