【オート】SS王座決定戦は永井大介V

 「スーパースターフェスタ2014 SG第29回スーパースター王座決定戦」(31日、川口)

 オート界の8強が激突した頂上決戦は11R、0メートルオープン、10周で行われ、永井大介(37)=船橋・25期=が、2周4角で抜け出して、6年ぶり2度目の優勝。賞金3000万円を獲得し、2年連続で1億円超えの賞金王(2度目)に輝いた。SGは通算13回目の制覇。史上2人目のダブル5冠も達成した。

 これ以上望めない豪華8大レーサーがそろった夢舞台でも、永井の速さと強さが一歩抜き出ていた。試走で3・28の1番時計を出して断然の1番人気。それに堂々と応えて勝ち切る横綱相撲だった。

 スタートは永井と高橋が飛び出し、内の永井が1角を先取り。インで残した木村が迫り、2周1角で永井を内から差したが、4角で永井が差し返し、そのまま押し切った。2連覇を目指した中村は伸びひと息で、3番手のまま終わった。

 「うれしいです。試走で目いっぱい走り、1番時計でSSを取りたかった。ダブルグランドスラムを目標にして頑張ってきたので良かった。今後もオートレースに貢献したい」と感慨深げに語った。ダブル5冠は片平巧に続き史上2人目だが、これまで唯一SGで優勝なかった3枠で制し、SGの枠完全制覇も達成した。

 永井にとって14年は激動の年だった。4月に選手会の船橋支部長になり、8月に施行者から15年度末で船橋オート廃止の発表。支部長として懸命な存続運動を続けながらのレースが続いた。

 新年は3~7日の飯塚一般戦でスタート。地元の船橋は17日からのG2さざんかカップが走り初めになる。15年のオートレースも、永井を中心に回ることは間違いない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス