【有馬記念】ゴールドシップら中山到着
「有馬記念・G1」(28日、中山)
中央競馬の一年を締めくくる大一番の前日オッズが発表され、2年ぶりの有馬記念制覇を狙うゴールドシップが4・0倍で1番人気に立った。同馬は27日午後3時半に決戦地となる中山競馬場に到着。「ずっと馬運車の中でもジャスタウェイと一緒だったので落ち着きがある。過去2年と比べても今回の方が出来がいいし、昨年のリベンジを」と今浪厩務員は絶好の仕上がりを強調した。ここを勝てば史上初の連覇を決めた宝塚記念と合わせてドリームレース4勝目。これまで一頭も成し遂げていない偉業達成に向けて抜かりはない。
同じ須貝厩舎の僚馬でここが引退レースとなるジャスタウェイが4・7倍で2番人気。ゴールドとともに中山入りし、落ち着き払って馬房に収まった。榎本助手は「いつも通り、おとなしいですね。マイペースな馬だから」と笑う。「ジャパンC(2着)はもうひとつの状態だった。かなり上積みはありますよ。ここが最後ですからね。ええ、勝って文句なく年度代表馬に選ばれたら」と有終Vに自身を見せた。
3番人気には5・1倍で、ジャパンC覇者のエピファネイア。土曜午後1時過ぎに中山に入り、「今は物足りないくらいに落ち着いていますが、実戦に行くと変わる馬ですからね。精神面も馬体面も、この秋で一番いいと思います」と鈴木助手は前走以上の仕上がりを強調した。
このレースで引退するジェンティルドンナが7・9倍で4番人気、11・6倍の5番人気に唯一のダービー馬ワンアンドオンリー、G2連勝中のラストインパクトが14・2倍、天皇賞・春を連覇したフェノーメノが15・1倍で続いている。