「２歳新馬」（１日、京都）

　勝負根性が光った。ベルウッドクラルテ（牡、父ゼンノロブロイ、栗東・坂口）が追い比べを制し、１分３８秒７のタイムで勝ち上がった。１２頭立ての１１番人気と戦前の評価は低かったが、スムーズな発馬から２番手を確保。直線で逃げた４番人気レインボーソングに並び掛けると、好位から差を詰めた２番人気のトウカイクローネが加わって、ゴール前は激戦に。最後は頭差で抜け出した。芝のマイル戦で単勝万馬券の波乱を演出し、松山弘平騎手は「ペースがゆっくりだったし、楽に運べました」と振り返った。なお、２着はレインボーソングで、さらに鼻差の３着がトウカイクローネ。１番人気に推された良血馬レッドベルダは直線で内を突いたが、前が詰まって５着に敗れた。