【競輪】オールガールズは3期生が制圧

オールガールズで優勝した女子3期生3人。左から奥井迪、石井貴子、小林優香
2枚

 「スピーチーズCUP」(30日、松戸)

 初めての企画となるオールガールズシリーズ(ガールズケイリン選手のみが参加)の決勝が30日、トーナメントごとに争われ、4Rは強引に踏み切った奥井迪(32)=東京、5Rは突っ張り先行を敢行した石井貴子(24)=千葉、6Rは小林優香(20)=福岡=がカマして圧勝。女子3期生(106期生)による優勝オンパレードとなった。なお、売り上げは2億9千万円で、目標の1億9千万円を大幅に上回った。

 第1グループ(しほみトーナメント)は奥井が優勝。突っ張り先行の荒牧にあわてたが「荒牧さんとモガき合って盛り上がったと思う」と最後は外、外を踏み切った。「バックを取れなかったけど、勝てたことは自信になる」とさらなる進化を求めていく。

 第2グループ(かほトーナメント)を制した石井貴。突っ張り先行で誰も前に出させなかった。「地元の1番車だし、1周半モガくつもりだった」と快勝にニッコリ。今後は「自分で自分の夢をつなげたい」とリオ五輪出場枠獲得のため、W杯(11月7~9日、メキシコ・グアダラハラ)に旅立つ。

 第3グループ(なつみトーナメント)小林が制圧。これで33走32勝で優勝は11回となった。「同期が2人勝ってたので負けられなかった。でも一気に前に出られなかったのが課題」と勝ってかぶとの緒を締めた。

 予想以上の売り上げに関係者は「初めての企画でご祝儀相場があったのかも。現時点ではなぜこれだけ売れたかという分析は難しいが、うれしい想定外」と話していた。

 さて次回のオールガールズ開催は無観客の小倉ミッドナイト(11月11~13日)。同じ組にエントリーされた小林と奥井がシリーズを盛り上げるが、電話・インターネットのみの発売とあり、売り上げがどこまで伸びるかも注目される。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス