【ボート】下関周年は今村豊が制圧
「競帝王決定戦・開設60周年記念・G1」(28日、下関)
1号艇で人気を集めた今村豊(53)=山口・48期・A1=がインからあっさりと逃げ切り、48周年以来12年ぶり5度目の地元周年Vを飾った。これで通算では128回目、G1は46回目の優勝。2、3着には原田篤志、森高一真が入った。
地元下関でボート界の“レジェンド”今村が決めた。予選トップ通過だった山口が準優で敗退(3着)し、転がり込んできた優勝戦1号艇。今村はそのチャンスを逃さなかった。
進入は森高が動いて1236・45だったS展示から、本番は原田篤がカドに引いて126・345に。今村が放ったSはなんとコンマ01のトップタイ。「白井に負けんくらい僕らしいSがいけた」と自分をたたえた。あとは1周2Mを丁寧に回り待っていたのはファンが見守るVゴール。表彰式では「やっぱり地元で優勝はいいですね」とファンから盛大な拍手をもらった。
このあとは宮島、福岡とG1を転戦。そして地元下関で行われるSG・チャレンジカップ(11月25~30日)。「まだまだやれる。またここに立って元気な姿をみせたい」と、レジェンドは地元ファンに約束をした。