凱旋門賞馬トレヴが3連敗でオッズ急落

 「ヴェルメイユ賞・仏G1」(ロンシャン)

 本番と同じ舞台で行われた牝馬限定の前哨戦に、昨年の凱旋門賞馬トレヴ(牝4歳・仏)が登場。9頭立ての最後方からレースを進め、直線で大外に進路を取ったが、本来の伸びを欠き4着に敗れた。

 昨秋はオルフェーヴルに5馬身差をつける圧勝を決め、無傷5連勝で凱旋門賞を制した女王だったが、今年は始動戦となった4月のガネー賞で2着に敗れ、初黒星を喫した。続く6月のプリンスオブウェールズSでも3着に敗退し、今回はその2戦で手綱を取ったデットーリから、凱旋門賞制覇時にコンビを組んでいたジャルネに鞍上を戻して臨んだ一戦だった。勝ったのは地元フランス馬でギュイヨン騎乗のバルチックバロネス(牝4歳)。

 なお、昨年はキズナが制した、3歳限定のニエル賞・仏G2も同舞台で行われ、地元フランス馬エクトー(牡)が6連勝を決め、デビューからの戦績を7戦6勝とした。また、昨年はオルフェーヴルが楽勝で連覇を決めたフォワ賞・仏G2は、アイルランド馬のルーラーオブザワールド(牡4歳)が昨年6月の英ダービー以来の勝利を決めた。

 レース前の英大手ブックメーカー・ウイリアムヒル社の凱旋門賞オッズでは、4・5倍の単勝1番人気に推されていたトレヴだが、この敗戦を受けて、日本馬ジャスタウェイなどと並ぶ、8・0倍の3番人気タイに後退。7月の英G1・キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制した英国馬タグルーダ(牝3歳)、仏2冠牝馬で無傷6連勝中のアヴニールセルタン(牝3歳)が代わって1番人気に押し出された。他の日本馬ではハープスターが9・0倍で6番人気タイ、13・0倍の8番人気タイにゴールドシップがつけている。

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