【オート】永井6連覇!船橋存続訴える

 「チャレンジカップ・G2」(27日、船橋)

 船橋オートの「G2・チャレンジカップ」は27日、最終日を迎え、12Rで優勝戦が行われた。永井大介(37)=船橋・25期=が4周3コーナーで抜け出して優勝。これで地元のグレードレースは、昨年9月の「SG・オートレースグランプリ」から6連覇の快挙だ。今年の優勝回数も9に伸ばした。

 レース後の表彰式で、永井は号泣しながら船橋オートの存続をアピールした。最後は手で涙を拭い、ファンから「頑張れ~」の声援が沸き起こった。

 「こんなにたくさんの方に集まっていただいて…。おかげさまで優勝することができました。船橋には全国2位の雅人(中村)もいるし、3位の青山(周平)もいる。選手の層も、ファンの応援も日本一だと思っているので…。そんな船橋オートを、僕ら選手に何の相談もなく廃止しようとしている。でも、諦めません。最後まで存続を求めて頑張ります。船橋オートをなくしたくないんです」

 施行者代表からの賞状授与では、ファンから「勝手につぶすな~」「廃止をやめろ~」のヤジが飛んだ。

 船橋オートの施行者(千葉県と船橋市)は経営難から、来年度末での廃止を決めたが、全日本オートレース選手会が猛反発。船橋支部の支部長を務める永井が中心になって、廃止反対活動を行っている最中。そんな激務の中でも優勝する永井には真の強さがある。

 26日にテレビ番組の収録で、船橋オートを観戦したビートたけしが、「間近で見るのは初めてで、迫力に驚いた。タイヤとかハンデとか、複合しているから面白い。強い選手はコーナーでの突っ込み方を心得ている」と永井らのさばきに感心。廃止について問われると「お台場に作ればいいんだよ」とエールを送った。

 永井の涙の訴えが施行者に届くことはないのだろうか。

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