船橋競馬 来年からナイター開催を導入

 千葉県競馬組合は29日、船橋競馬で2015年度からナイター開催を導入すると発表した。南関東4競馬でのナイター開催は、大井と川崎に続いて3場目。全国では、2008年で廃止になった旭川を含めて、8場目となる。

 開始時期は未定だが、同組合は来春スタートに向けて既に準備を進めている。施設整備に9億円の予算を用意。ナイターに必要な照明などの設置工事を今月から始め、来年3月の完成を目指す。

 船橋競馬は2011年の東日本大震災の影響により、入場者数が大幅に落ち込んだ。同組合は人気回復のために、女性や仕事帰りの人々を新規顧客として獲得する必要があると判断した。

 地方競馬を取り巻く状況は全国的に厳しい。一方で、12年9月からナイター開催を導入した兵庫県の園田競馬は、ファン層を拡大して入場者と電話投票の売り上げとも増加。その事例を踏まえて、同組合も船橋競馬へのナイター開催導入に踏み切った。

 船橋競馬では15年度の早い時期にナイター開催をスタートさせたい。開催期間は4~12月を予定。期間中には、これまで通りの昼間開催も検討。ナイター開始後は、昼間開催より35%の入場者数増加を見込んでいる。

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