松田公太氏 交付金など「第三者」監査
参院選に出馬せず、政界引退を表明した日本を元気にする会の松田公太参院議員が、会見から一夜明けた17日、自身のブログを更新。政党支部等を閉鎖するにあたり、「第三者」に政治活動費などをチェックしてもらうことを明かした。制度上の監査と合わせて、二重の監査となる。「舛添さんの一件でタイミングが悪いと感じつつも、以前から決めていたこと」と説明している。
16日の会見で、「自民党でも民主党でもない政治を作ろうとしたが、実現が難しかった」「『是々非々』の政党を作りたいと努力したが、難しかった」と述べた。松田氏はタリーズコーヒージャパン創業者。同社社長などを経て、2010年参院選東京選挙区にみんなの党(当時)から出馬して初当選。同党の解党に伴い、15年1月に日本を元気にする会を設立した。
【以下、ブログからの抜粋】
また、舛添さんの一件でタイミングが悪いと感じつつも、以前から決めていたことがもう一つあるので、この場でご報告させて頂きます。私の政党支部等を閉めるにあたっては、制度上の監査とは別に、これまで松田事務所と関わりをもったことのない第三者からもしっかりと会計をチェックしてもらうこととします。
もちろん政治資金はすべて政治活動のためだけに使ってきましたし、私的流用や公私混同はないと断言します。みんなの党時代に掲げた政策を曲げたことはなく、常に是々非々の第三極を目指してきましたので、政党交付金もその理念の実現のために使わせて頂きました。厳密に二重の監査をすることは他の政治家・政党支部はやらないことなので初めての試みになるかもしれませんが、経営者的な観点から実現したいと思います。
また、この度は政界を離れることになりましたので、国民の皆様から頂いた政党交付金の残額はすべて国庫に返納することに致します(返還命令が来るまで待たなくてはなりませんので少し時間はかかりますが、必ず実現します)。
また、交付金で購入し、事務所で使っていた事務用品で売却可能なものは全て売却し、その金額も返納させて頂きます。みんなの党の解党にあたっても、残額は全て国庫返納するように当時の執行部に求め、憲政史上初めてそれが実現しましたが、私自身も残った金額は全てお返した上で国会議員としての仕事を終了させて頂きたいと思います。
