清原被告判決に傍聴希望者1713人

清原和博被告の裁判傍聴券当選番号を確認する人たち=日比谷公園
清原和博被告の裁判傍聴券当選番号を確認する人たち=日比谷公園
清原和博被告の裁判傍聴券当選番号を確認する人たち=日比谷公園
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 覚せい剤取締法違反(所持、使用、譲り受け)の罪に問われ起訴された元プロ野球選手、清原和博被告(48)の判決が31日午後1時30分から、東京地裁で言い渡される。傍聴券配布は午前11時に締め切られ、用意された21席に対して1713人に達した。倍率は81・57倍だった。

 午前9時30分ごろに東京地裁に近い日比谷公園で傍聴整理券の配布が始まり、約80人が列をつくった。17日の初公判では、20席に対して3769人が傍聴券を希望し、倍率は188・45倍だった。

 この日の一番乗りは東京・豊島区内の50歳男性。PL学園時代から32年間、清原被告のファンだという。「やってしまったことは仕方がない。罪を償い、治療・更生して指導者としてプロ野球界に戻ってほしい。ユニホーム姿を見たい。人生の逆転ホームランを打ってほしい。テレビ復帰したところも見たい。彼が出る番組は面白いので見ていました」と清原被告への思いを語った。

 初公判で検察側は懲役2年6月を求刑し、即日結審した。起訴内容を全面的に認めた清原被告は「現役時代はストレスやプレッシャー、不安を野球で解決できたが、解決方法がなくなった。膝の故障もあり、薬物に負けた」と説明した。親友の野球評論家・佐々木主浩氏が情状証人として出廷し、清原被告は何度も法廷で涙をぬぐった。

 弁護側は薬物依存から更生するため、保護観察を受けながらの執行猶予判決を求めている。

 日比谷公園での傍聴整理券配布は、過去の例では1996年オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚、2009年の女優・酒井法子、2014年のASKAなど。注目度が高い裁判では傍聴券を求める人が殺到するため、日比谷公園が使用されることが多い。

 これまでの最高人数は松本死刑囚の初公判で、1万2292人、倍率は256倍だった。史上2位は酒井の初公判で6615人。倍率は松本死刑囚を上回る約330倍だった。ASKAの初公判には2646人が集まり、倍率は126倍だった。

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