ハガレン 超豪華キャストで実写映画化

 全世界シリーズ累計7000万部超を記録した大ヒット漫画「鋼の錬金術師」がHey!Say!JUMP・山田涼介(23)主演で初実写映画化されることが23日、分かった。タイトルは「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」(2017年冬公開)。ヒロインの女優・本田翼(23)、俳優ディーン・フジオカ(35)、女優・松雪泰子(43)などオール日本人キャストで超大作を完成させる。

 「ハガレン」は漫画家・荒川弘氏が2001年に月刊誌「少年ガンガン」で連載を始めた。コミックはアメリカやヨーロッパなど21カ国で発行。国内はもちろんアメリカ、ヨーロッパ各国でアニメ放送もされた人気作だ。

 映画「ピンポン」などを手がけた曽利文彦監督(52)らが06年から構想を練り、13年に映画化に向けて本格始動。世界との競合の末、初映画化にこぎ着けた。約2時間の一話完結を予定。アクションやCG映像にも巨額予算を投じ世界を圧倒する大作を作り上げる。

 「ハガレン」は錬金術に失敗した兄弟が失った体を取り戻すために“賢者の石”を探す冒険を描く。「豆粒」など低身長をいじられて怒る小柄な兄エドワード・エルリック役は山田に決定。大柄過ぎず、スタントなしのアクションに期待できることから白羽の矢が立った。

 オファーに狂喜乱舞した原作ファンの山田は「原作が好きだからこそ、どんな作品になるのか疑問と想像が膨らみ、自分がこのプレッシャーに勝てるのかという気持ちもありました」と打ち明けた。撮影は6月のイタリアロケから始まる。スタントなしのアクションに挑む予定とあって、「自分を追い込んでやってみたい。身体を鍛え、役への理解を深めることで、今は決意が固まりました」と覚悟を決めた。撮影は国内ロケを経て8月下旬に終える。

 兄弟の幼なじみ、ウィンリィ・ロックベル役の本田は「海外での撮影は初めてなので、しっかり準備をして臨みたい」。兄弟の良き理解者ロイ・マスタング大佐役はNHK連続テレビ小説「あさが来た」の五代友厚役でブレークした俳優ディーン・フジオカに決まった。ボクシング、中華武術、テコンドーをこなしアクションにも自信をみなぎらせるディーンは「体を一回り増量して、役作りに臨みたい」と気合。山田と2人は初共演となる。

 ほかに、ヒューズ中佐は俳優・佐藤隆太(36)、国家錬金術師・タッカー役は大泉洋(43)、ハクロ将軍役は小日向文世(62)、ホークアイ中尉は女優・蓮佛美沙子(25)、ロス少尉役は夏菜(27)に決まった。エドワードの弟で魂を鎧に定着させた鎧姿のアルフォンス・エルリックはCGか出演者を立てるのかはベールに包まれている。

 兄弟に立ちはだかるホムンクルス(人造人間)役も決定。ラスト役の松雪は「身の引き締まる思い」。エンヴィー役は本郷奏多(25)、グラトニー役は内山信二(34)が演じる。

 原作者の荒川弘氏は「なんと実写化!マンガでは豆粒ドチビのすぐキレる主人公なので、山田さんに演じていただくのは、なんだか申し訳ない気分です」と喜んでいる。

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