桂歌丸 「笑点」終えて初寄席で爆笑
22日に生放送された日本テレビ系「笑点」で、同番組を勇退した落語家・桂歌丸(79)が23日、都内で、「紀伊國屋寄席」に出演した。幕が上がると、すでに高座に上がっている状態で登場。「昨年の入院で、足の筋肉がまるでなくなり、あるのは皮だけ。本来は歩いて出てくるべきですが、あそこ(舞台袖)からここまで30分かかります」と、卒業理由に挙げた体力の低下を、自虐ネタにして笑わせた。
50年間ライフワークとしていた仕事にピリオドを打って、迎えた新生活初日。番組の話題に直接触れることはなかったが、“笑点愛”を感じさせる場面があった。
「噺家で器用なのは林家たい平。花火を上げるし、スリ、置き引き、かっぱらい、何でもやりますから」
「(部屋は)のぞかないよ。俺は(三遊亭)小遊三じゃねえんだから」
「ボーッと(林家)木久扇みたいな顔して立ってるよ」
枕や演目「竹の水仙」のセリフに笑点メンバー3人の名前を盛り込んで、惜別の思いをにじませたいた。