中村扇雀 紀香に「来ればと言った」

 歌舞伎俳優の中村扇雀(55)が6日、東京・四谷の陽運寺で行われた、コクーン歌舞伎「四谷怪談」(6月6-29日、Bunkamuraシアターコクーン)の安全祈願に、共演の中村七之助(32)、演出の串田和美氏(73)とともに参加。3月に歌舞伎俳優の片岡愛之助(44)と結婚した女優・藤原紀香(44)について語った。

 紀香は、扇雀や愛之助らが出演した4月の「四国こんぴら歌舞伎大芝居」(香川・金丸座)で梨園の妻として初お目見えする予定だった。だが扇雀の兄・中村鴈治郎(56)の襲名披露興行であったことから、愛之助の養父・片岡秀太郎(74)から、目立つ格好となることは控えるよう“忠告”を受け、来場を控えていた。

 扇雀は、改めて紀香が金丸座に来場したかについて尋ねられ「結局、来なかったよ」と回答。「全然大丈夫だから、来ればいいのにって言ったんだけど、やっぱり秀太郎さんに気を使ったんだろうね」と紀香の心中を慮った。

 また、昨年12月に京都・南座で行われた「吉例顔見世興行」や、今年1月に大阪・松竹座で行われた「壽初春大歌舞伎」では、紀香が楽屋に姿を見せていたことも説明。1月の松竹座では、紀香から「もうすぐ籍を入れる予定です」と報告を受けたという。また「年末には、うちの両親とも一緒に食事をしました」と、坂田藤十郎(84)、扇千景(82)夫妻との会食も行い、すでに“梨園の妻”の準備は滞りなく行っていたことを明かした。

 今回で15回目を迎える「コクーン歌舞伎」では、第1回の演目でもある「四谷怪談」でお岩を演じる。扇雀は「亡くなった(中村)勘三郎のお兄さんが始めたコクーン歌舞伎ですけど、コクーン歌舞伎を始めたころ、勘三郎の兄さんといろいろ話をしていたあのときの気持ちを思いだして、原点に戻りたいなと思います」と意気込みを語った。

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