宮崎議員、頭下げて謝罪 議員辞職表明

 女性タレントとの不倫を報じられた自民党の宮崎謙介衆院議員(35)が12日午前、衆議院第二議員会館で会見し、議員辞職を表明した。

 宮崎議員は議員宿舎を出て第二議員会館に入り、午前10時45分、会見の席についた。襟足を短く刈り揃えた姿で席につくと、まず深々と一礼。大きく息をしてから「この度マスコミで報じられている件について、多くの皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。私を信じて応援して下さったすべての皆様にお詫びします。申し訳ございませんでした」などと謝罪の言葉を連ね、その度に立ち上がって頭を下げた。

 不倫行動の経緯については、1月4日に議員会館で着物の着付けをしてくれた女性と出会い、SNSでメッセージをもらったことから連絡を交わし合ったという。

 「電話やメールでコミュニケーションを取り、お会いしたのは3回であると記憶しています」と明かし、今は連絡を取り合っていないとした。

 妻の金子議員には謝罪し、「酷なことをしたと反省しています。これから妻と子供に改めてしっかり謝罪し、しっかり償って参りたいと思います」と、反省の弁を口にした。

 そして手元のメモを確認した上で、男性の育児休暇について持論を述べ、世の中のこの流れに対して自らの軽率な行動で水を差したことを認めた。

 最後に「私は、高い志をもって政治の世界、国政にチャレンジし、親戚が4人いるというほとんど落下傘のような状況で政治活動を始めました。その私の5年前のスタートの時から私という一個人を応援して下さった京都3区の、その他有権者の皆様、支援者の皆様の気持ちを思うと、この場を通して皆様にお伝えすることは大変不本意ではありますが、道半ば、志半ば、成し遂げたい政策、実現したい社会、日本に夢を与えたいその思いを実現したい気持ちは今でも変わりません。しかしながら、信なくば立たず。国会議員の端くれとして、自らが主張してきたことと、軽率に行動してしまったことのつじつまが合わないことを深く、深く反省をし、議員辞職をする決意を固めたところでございます」と「議員辞職」を表明した。

 宮崎議員は、妻で同党の金子恵美衆院議員(37)の出産に合わせて育児休暇取得を検討すると表明し、注目を集めていた。しかし、10日発売の週刊文春は宮崎議員が1月30日、京都市伏見区の自宅に女性タレントを招き入れ、女性は1泊したと報じた。金子議員は2月5日午前に長男を出産した。

 宮崎議員は9日、衆院本会議出席後、報道内容の確認を求められたが応じず、小走りで立ち去った。その後、出産後入院中の病院で金子議員に謝罪し、「恥をかいてきなさい」と指示されたことが伝えられていた。

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