田代まさし氏 薬物常習の恐ろしさ訴え
覚せい剤取締法違反(所持、使用)で逮捕された元タレントの田代まさし氏(59)が3日に放送されたNHK「ニュースウォッチ9」のインタビューに答え、清原和博容疑者の逮捕を受け、改めて薬物の恐ろしさを訴えた。
田代は2001年に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕。その後も再犯を繰り返したが、現在は薬物依存症の人の社会復帰を支援する団体「日本ダルク」でスタッフとして働いているという。
インタビューでは「ぼくはまだ回復途上なので人のことを言えた立場ではない」と、前置きした上で、薬物への入り口の1つに「寂しさや孤独」があると指摘。だが1回やってしまうと「また次に、次に、という気持ちが勝ってしまう。今回でやめられると心に誓うけど、それをもってしても負けてしまうのが薬の魔力なんです」と、薬物常習の恐ろしさを力説した。
田代自身も何度も薬物から抜けだそうとしながら、再犯を繰り返してしまったため、その言葉にも説得力がある。今は働きながら薬物に手を出さないよう啓蒙活動を行っているという。