向井理 大好きなしげるさん、見守って
「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる漫画家の水木しげるさん(本名・武良茂)さんが30日に多臓器不全で亡くなった。妻の武良布枝さんが水木さんとの半生をつづったエッセー「ゲゲゲの女房」が10年、NHK連続テレビ小説でドラマ化され、水木さんを演じた俳優の向井理(33)が悲しみのコメントを寄せた。全文は以下の通り。
「私はNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」という作品を通じて、水木しげるさんの半生を演じ、また、ご本人に何度かお会いする機会をいただきました」
「初めてお会いしたのは撮影の数日前、その時にかけていただいた言葉や表情は、今でも鮮明に覚えています。その作品の中では、私はしげるさんの背中を追いかけるのが精一杯でしたが、多くのものを感じ、影響を受けました」
「もうあの時のようにお会いすることができないという現実を受け止めるのには時間がかかりそうですが、どこかで見守っていただければうれしい限りです」
「そして『女房』である布枝さんにもお会いできたのは私の財産です。お二人の醸し出す雰囲気が大好きでした。憧れでした」
「今はただ、大好きなしげるさんの御冥福をお祈り致します。そして、布枝さんはじめご家族の皆様のことを想っています」