松下奈緒 水木さんの訃報に悲しみ

水木さんを悼んだ松下奈緒
水木しげる夫人の武良布枝さん(左)と松下奈緒=東京・松屋銀座(2010年8月11日撮影)
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 「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる漫画家の水木しげるさん(本名・武良茂)さんが30日に多臓器不全で亡くなった。妻の武良布枝さんが水木さんとの半生をつづったエッセー「ゲゲゲの女房」が10年、NHK連続テレビ小説でドラマ化され、布枝さんを演じた女優の松下奈緒が悲しみのコメントを寄せた。全文は以下の通り。

 水木しげるさんの突然の訃報に深い悲しみでいっぱいです。

 私はNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の撮影が始まる前に、水木プロダクションさんにお伺いさせて頂いた際に初めて水木先生と奥様にお会いさせていただきました。

 その際に水木先生が「まあ気楽にやってください」と優しくお声を掛けていただいたこと、奥様が何度も「ね、お父ちゃん」と言い、先生を気遣いながら隣で微笑んでお話しして下さって、本当になんて素敵な御夫婦なんだろうと思ったことを今でも覚えています。

 ドラマではありましたが、水木しげるさんと出会うことが出来、一生を共にされている奥様・布枝さんを演じさせて頂くことに、お二人にたくさんの勇気を頂き、そしてこんなに素敵な御夫婦を演じさせて頂けたことはこれからも私の宝物です。

 まさか大好きなお父ちゃんが…当時を思い出すと涙があふれてきます。

 天国でも大好きな漫画を描き続けて頂きたいです。

 ご冥福をお祈り致します。

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