放送中のＮＨＫ朝の連続テレビ小説「まれ」のヒロイン・土屋太鳳（２０）と、２８日スタートの次作「あさが来た」の主人公・波瑠（２４）が１０日、大阪市のＮＨＫ大阪放送局で主役バトンタッチセレモニーを行った。

　同セレモニー恒例のプレゼント交換では、パティシエ役を演じ切った土屋からは８号サイズ（直径２４センチ）の特製ケーキが、波瑠からは劇中であさの生涯の相棒となる赤いそろばんが贈られた。

　ケーキには「いい『あさ』が　まんで楽しみ　びっくりぽん！」とメッセージが入ったプレートが添えられた。土屋は「『あさが来た』は『びっくりぽん！』が決めゼリフと報道で知ったので、あとは『まれ』の現場で人気だった（能登弁で「とても」の意味である）『まんで』を両方組み合わせました」と説明した。

　受け取った波瑠は「こんなかわいらしくて、おいしそうなケーキに温かいメッセージをいただいて感激です」と笑顔。土屋からひとくち食べさせてもらい、味の感想の求められると「やさしい甘さで…」と言ったところで詰まったが、土屋から小声でささやかれて「まんで甘かったです」と能登弁を交えてうまくまとめた。

　約半年の撮影期間を残す波瑠に対して、土屋から「体調管理とか睡眠時間が短くなり、厳しい時期がありましたけど、現場でたくさん笑って乗り越えました」とアドバイス。先輩ヒロインは「毎日ずっと撮影していると、どうしても疲れてくる。たくさん食べて、お肉を食べること」と金言を授けていた。