釈放の作家・冲方丁氏 妻へのDV否定

 妻の顔を殴るなどドメスティックバイオレンス(DV)をしたとして傷害の疑いで逮捕され、8月31日に釈放された東京都の作家・冲方丁=うぶかた・とう、本名藤野峰男=さんが1日、ブログを更新。騒動を謝罪するとともに、「私の主張は、当初の報道より変わりありません」とDVについては改めて否定した。

 冲方さんは1日のブログで「このたびは世間をお騒がせし、また各方面に多大なご迷惑をおかけしてしまい、心よりお詫び申し上げます。全て己の不徳の致すところであり、反省の念に堪えません」と謝罪。

 「一部報道にもあるように、昨日無事に釈放されました」と釈放を伝え、「私の主張は、当初の報道より変わりありません」とDVについては否定した。

 逮捕容疑は8月21日午後7時ごろ、事務所のある港区南青山のマンション敷地内で、30代の妻と口論になり、顔を殴って前歯を折るなどのけがをさせた疑い。妻が事件翌日の22日、警視庁に相談し発覚した。

 冲方さんは「口げんかはしたが、殴ってはいない」と供述し、容疑を否認していた。

 冲方さんは、第2代水戸藩主の徳川光圀の生涯を描いた「光圀伝」で、2012年に第3回山田風太郎賞を受賞するなど、歴史小説の新たな書き手として注目を集めている。10年には、日本初の暦づくりに挑んだ天文学者を描いた「天地明察」が吉川英治文学新人賞と本屋大賞をダブル受賞。この作品は、「おくりびと」などで知られる滝田洋二郎監督により映画化され、岡田准一や宮崎あおいらが出演した。

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