オツ橋五輪組織委員会が１日、ベルギーの劇場ロゴとの類似が問題となってきた佐野研二郎氏デザインの東京五輪エンブレムの使用中止の方針を固めたことについて、かねてから採用取り消しを主張してきた尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏が「遅すぎる」と決定遅れを批判し、原因究明を訴えた。

　尾木ママは類似が指摘されてすぐ「使用すべきではない」と主張、「もう一度公募を」と振り出しに戻すことを求めてきた。

　今回の組織委の方針決定について、尾木ママは「あまりにも　あまりにも当然！！」とした上で「なぜこんなに遅い　ポスターが駅に貼られ　見るたびに不快な思いにとらわれて苦しむ人も多くいたのに」と決定遅れをいぶかしんだ。

　そして「経費もまた無駄遣い？誰が弁償してくれるのかしら？税金だけはやめてくださいね」と、ツケが国民に回ってくることへの懸念を示し、「新国立問題同様に第三者委員会設置してすべてを明らかにしていただきたい！」と、原因究明を強く迫った。