川栄 卒業の手紙全文「何が起こるか」

 AKB48の川栄李奈(20)が2日、さいたまスーパーアリーナで、卒業コンサートを行い、涙あり笑顔ありのステージとなった。4日に秋葉原の専用劇場でのラスト公演で、5年間のアイドル人生に区切りをつける。

 ピンクのドレスに身を包んだ川栄が1万8000人のファンへ感謝の手紙を涙ながらに読み上げた。「次にやりたいことはお芝居。これから先、何が起こるか分からないから、私はやりたいときに、やりたいことをやろうと思いました。5年間本当にありがとうございました」。

 感動シーンをぶちこわしたのは、グループ総監督・高橋みなみ(24)のひと言。「何しんみりしてるの!?こんなの要らないよ。全部ひらがなだったし」と“おバカ”っぷりを暴露。笑いを誘った。

 【以下、川栄の手紙全文】(※読みやすさを考え、漢字変換しています)

 約5年間こんな私を支えてくださったファンの皆さん、応援してくださった方々、本当にありがとうございました。AKBに入る前の私は何の夢も持たず、ただ毎日、同じような日々を過ごしていました。あるとき友達に誘われてAKBのオーディションを受けました。受かるわけないと思ってたのに、11期生として合格しました。

 ダンスも歌も苦手で、公演に出れば1人踊られず、真ん中でずっと突っ立っていました。当時の私は、やりたくないからやらない、できない、もう無理、とすぐに投げ出していました。でもそんな私にも、『応援してるから頑張ってね』と温かい声をかけてくれるファンの皆さんがいました。

 そのうち私には、選抜メンバーに入るという大きな夢ができました。握手会で選抜メンバーに入りたいと言ったら、一昨年の総選挙で25位という選抜に限りなく近い場所に連れて行ってくれました。そして去年の総選挙では、皆さんにたくさんのご心配をかけましたが、16位という素敵な順位をいただいて、応援してくださった皆さんが私の夢をかなえてくださいました。

 そんな中で自分の次の夢は何だろうと考えたとき、私が今1番やりたいことはお芝居をすることだと思いました。これから先、何が起こるか分からないから、私はやりたいときにやりたいことをやろうと思いました。応援してくださる方がいるから私は頑張れます。いつかテレビや舞台でたくさん活躍する姿を皆さんに見せることが、私なりの恩返しだと思っています。

 決して簡単なことではないけど、日々努力して頑張ります。なのでこれからも応援よろしくお願いします。5年間本当にありがとうございました。

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