優れたテレビ、ラジオ番組、個人に贈られる「放送文化基金賞」の演技賞に選ばれた女優の宮沢りえ（４２）、俳優の柄本明（６６）が７日、都内で行われた表彰式に出席した。

　宮沢はシルク素材のジョルジオ・アルマーニの上品な黒いロングドレスで登壇。受賞作となった少女マンガ界の巨匠・大島弓子と愛猫の日々を描いたＷＯＷＯＷの「連続ドラマＷ　グーグーだって猫である」の撮影を振り返り、「大好きで尊敬している大島弓子先生の役柄を通して、作品を作るときに感じる歓び、苦悩を知ることができた。すてきな作品に恵まれました」と話した。

　もう一人の主役が「猫」だったことによる苦労にも触れ、「犬童監督は猫に一切無理をさせない方で、私はグーグー（猫の名前）がいつ何時、奇跡的な表情を見せてくれるか常に役柄の小島麻子でいないといけませんでした」と猫のご機嫌をうかがいながら、作品を作ったことを明かした。

　柄本はテレビ朝日「松本清張二夜連続ドラマスペシャル　坂道の家」での受賞となった。