大阪学院大学から２日に名誉博士号を授与されたお笑いコンビ「ハイヒール」のリンゴ（５３）が７日、火曜レギュラーを務めるフジテレビ系「ノンストップ！」（月-金曜、前９時５０分）に生出演、祝福されて恐縮した。

　番組で名誉博士号取得のニュースが拍手とともに読み上げられると、リンゴは「わたしの方がビックリですよ。ノンストップで扱ってもらって」と恐縮した。

　そして、勉強し直した理由について「社会に出てみたら政治は経済が動かしていて、経済を動かしているのはお金。金融論というのは経済の貨幣的な側面だから、これを勉強したら（世の中が）分かるんじゃないか、と」思ったという動機を真面目に打ち明けた。

　リンゴは１０年４月から科目等履修制度を利用して同大に通い、１１年４月から現在までは聴講生制度を利用して通学を続け、商学研究科で國定浩一教授に金融論を学んでいる。

　その國定教授はリンゴの授業態度を「全学生の中でナンバーワン」と高く評価、３年間無遅刻、無欠席だったという。

　リンゴの質問攻撃も「半端ではなかった」そうで、リンゴは「お金出していってるから、聞かなもったいない」とその意欲を説明した。

　名誉博士号の授与理由は「講義で得た知識をテレビ番組で分かりやすく届けてきた。その姿勢が学び続ける社会人の模範となった」からだという。

　しかしリンゴは最後に「あんまり言われると文化人ギャラになって（額が）下がってしまう」とお笑い芸人に戻ってボケてみせた。