テレビ朝日の吉田慎一社長が２６日、都内の同局で定例会見を開き、２７日の放送で１万回を迎える長寿番組「徹子の部屋」について「想像を絶する」「会社の宝」と黒柳徹子の功績に感謝。番組のさらなる長期化に期待した。

　吉田社長は１万回という“長寿”の理由について「黒柳さんが持つ才能人柄に尽きる。毎日やっても１０年やっても３６５０回。１万回どれほどすごいか想像を絶する。気取らず包容力があり、気配りがきいた、好奇心にあふれた彼女のパーソナリティーがあって初めて成立したもの」と解説し、黒柳に感謝。「テレビ朝日としても会社の宝。これからも頑張っていただきたい」と力を込めた。

　平城常務は、１万回の収録を１度も黒柳が欠席していないというエピソードを披露し、「徹子さんの人柄。ハリウッドスターや当社の番組になかなか出ない方、いろんな方が喜んで出ていただける。ご本人は『まだまだ９０歳まで』とおっしゃってるが、９０歳といわず、１２０００回でも１５０００回でもやっていただきたい」と番組のさらなる長期化を支持し、エールを送った。