生中継騒動の「グッディ!」4%台回復

 バイクで事故死した俳優・萩原流行さんの妻・まゆ美さんの会見を巡り、代理人弁護士から生中継を中止させられるハプニングがあった22日放送のフジテレビ系情報番組「グッディ!」(月~金曜、後1・55~)の視聴率が、関東地区で4・0%だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。視聴率低迷に苦しむ同番組が4%台まで回復したのは39日ぶり。

 22日のまゆ美さんの会見は東京・千代田区の弁護士会館で行われ、同番組が冒頭から生中継。質疑応答の途中で同席した弁護士が「フジテレビさん、今生放送してるんだったら、これ止めてください。弁護士会の規則に違反しますから」「ぬけがけはしないようにしてください」と生中継を中止するように要請。

 しかし、同番組はその後も約2分半にわたり、生中継を続け、今度はまゆ美夫人が会見を一時中止して注意。一連のやりとりが、全て同番組内でオンエアされ、カメラが切り替わったスタジオで司会の安藤優子キャスターが「大変失礼いたしました。ちょっと現場の(取材)の取り決めのが、私達の解釈と違う部分があったのかもしれません」と“釈明”する騒動となった。

 同番組は今春改編で“打倒・ミヤネ屋”を合言葉に平日昼の情報番組戦争に参戦したが、3月30日の放送開始以来、視聴率はおおむね2%~3%台で推移しており、5月13日には1・9%に落ち込んだことも。4%を超えたのは22日を含めて4回だけで、皮肉な形での数字上昇となった。

 なお、週明け25日の放送では、“生中継騒動”に触れることはなかった。

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