流行さん妻 うつ病カルテ提出要請に怒り

大きく目を見開いて会見する萩原流行さんの妻・まゆ美さん=東京・霞ヶ関の弁護士会館(撮影・村中拓久)
まゆ美夫人が会見で公開した死体検案書
二十歳の頃の萩原流行さんの写真を手に会見に臨んだ妻・まゆ美さん=東京・霞ヶ関の弁護士会館
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 4月22日にバイクで事故死した俳優・萩原流行さん(享年62)の妻・まゆ美さん(62)が22日、東京・千代田区の弁護士会館で堀内稔久弁護士とともに会見を行い、警察の捜査への不信感を表明した。

 黒のスーツ姿のまゆ美さんは、流行さんの20歳ころの写真を机に置いて会見に臨んだ。

 まゆ美さんは「1カ月たって、捜査の進展がまったく伝わってこない」と切り出した。

 警察車両(護送車)が事故に関わっている件についても、報道されたあとに、杉並署の副署長からの連絡で知らされたという。その時点では流行さんの体に接触しているかどうかは分からないということだったが、「護送車の右前が破損している可能性がある」とも聞かされ、まゆ美さんは「反対向きに話がなっているんじゃないかなと思うんですよね」と、この点でまず不信感を感じている。

 そして現場の状況についてはまゆ美さんも事故後、病院へ向かう際に通りかかっているが、「なぜこんな中央にバイクがあるのか」と思い出して首をかしげ「それ一つ見ても、乗用車の左後ろのタイヤにうつ伏せでひかれますか?背骨がばらばらになる感じですよ」と疑問を投げかけた。

 また堀内弁護士は「彼をひいた車の前にも車がいて、その車はちゃんとよけたと聞いている」と、入手した情報を明らかに。そんな疑問の存在を前提に「防犯カメラの映像を保存しておいていただきたい。廃棄するなよ、と言うためにお集まりいただいた」と、“証拠隠滅”を避けるべくこの情報を公開するのが会見の目的の一つであることを明らかにした。

 遺体については東京都監察医務院の文書で死因不詳となっており、「こういう書き方はおかしい」とも指摘した。

 さらに今月19日になって警察が、流行さんがうつ病でかかっていた病院にカルテ提出を求めたことが判明。堀内弁護士は、警察が「記録を出さないと押収する」と通告していることを明かし、「被害者の家族がかかっている病院に対して押収するとは、誰が被疑者なのか」と怒った。

 会見では、カルテ提出の目的が、流行さんの病気を事故の起因とする見方によるものではないかと示唆。まゆ美さんは「私も(流行よりも)長くうつ病を患っていますが、うつ病の人は危ないとか、運転はダメだとか、そういう風には取らないでほしい。同じ病気の方のためにもお願いします」と訴えた。

 なお、一部で警察から賠償金の話題が出たとも報じられたが、この日、まゆ美さんは「お金の話はしていません」とし、弁護士は「3000万以上になったら、ということは警察の方からありました。こちらからは一切していません」と追加説明した。

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